やさしいお仏壇の基礎知識

毎日のお参り

お供えするもの

お供え物の基本は、五供と呼ばれる、お香、お花、お灯明、お仏飯、お水の五つです。

毎日のお参りは、ローソクに火をつけ、お香を焚いて手を合わせ、ご先祖や故人、ご本尊に語りかけて、火を消す、という手順になります。お香はできるだけ毎日焚きましょう。お供え物をお供えする場合は、お供え物を供えた後、お参りの前に焚きます。

お花は新鮮で派手過ぎない、香りもおとなしめの物を、好みや季節に合わせて選び、花立に生けます。トゲのあるもの、絡み付くものも避けましょう。毎日お供えするのが良いのですが、祥月命日にお供えするなど、ご自身のペースでも構いません。

お灯明はお参りする時にローソクに火を灯し、終わったら消します。

お仏飯は朝に炊いたご飯をお供えします。ご飯を炊かなかった日などは無理にお供えすることはありません。

お水は、浄土真宗以外の宗派でお供えします。頂き物をお供えする際には、お水も一緒にお供えします。

お水もご飯も、朝のお参りが終わったら下げて、朝食に頂くのが一般的です。

その他、故人の好物やお菓子、果物などは、お仏飯と一緒に、高坏などに載せてお供えし、お仏飯と一緒に下げます。頂き物は随時、お供えして、その日の内に下げて、家族で頂きましょう。日持ちするものなら数日お供えしていても構いません。

お供え物にふさわしくないもの
お仏壇は仏教のものですから、仏教で禁じている肉や魚(加工品も含む)は避けましょう。また、臭いが強いもの、溶けるもの、極端に足が早いものも避けた方が良いでしょう。