ためになる!?ぶつだんやさんコラム
2021年3月19日
神棚の処分方法
- 株式会社ぶつだんのもり
- もくりんくん
神棚を買い替えるタイミング
家を新築した、改築をした、引っ越しをした、子供が成人したなど、なにか新しいことを始めたり、気分を一新したりする時に神棚の買い替えが行われたりします。
また、神棚が古くなった等の理由で買い替えを行う場合があります。
神棚が古くなっての買い替え時期に関しては、明確にこうしなければならないというルールはありませんが、5年毎が良いと言わたりもしています。区切りよく10年で買い替える方もいますし、遅くとも20年毎には買い替えたほうが良いとも言われています。
そのような定期的な買い替えの場合は年末に設置して、年初に御札<※正確には御神札(ごしんさつ)といいます。>を受けて祀る人が多いです。
神棚は仏壇と違って、代々継承していくものではなく、定期的に新しくするものだとされています。
その際、古い神棚を処分したい場合は一体どうすればよいのでしょうか。
買い替えの場合と、完全に処分してしまう場合とで、行える方法の選択肢も変わってまいります。
神棚の処分の仕方についてをお話ししたいと思います。
神棚を買い替える場合の流れ
一般的な神棚の買い替えの流れです。地域やお願いする神社によって異なる場合があります。
神主様を呼び、まず現在の神棚の御霊抜き(みたまぬき)を行います。
その後、新しい神棚に御霊入れ(みたまいれ)を行うのが多いかと思いますが、神主様によっては、御霊入れは行わず、神社で授かった御札を家の方が入れるのみというところもあるようです。
その理由としては、御札は仏壇の掛軸とは違い、一年ごとに新しいものに変えていきます。
その際、新しい御札には神主様が事前に御霊入れを神社にて行っているからだそうです。
神棚に御霊入れをしている場合
「御霊入れ」とは、神棚自体や御札を祈祷していわゆる魂を宿らせることです。
神棚に御霊入れを行った場合、もうその神棚はただの箱ではなくなります。
御霊入れを行っている神棚を処分する場合は、神社に持ち込むか、もしくは神主様を呼んで御霊抜きの祈祷をしてもらう必要があります。
祈祷をしてもらえばあとは様々な方法で処分が可能となります。
神棚の処分の方法
神社で処分をしてもらう
神棚を神社に持ち込み、祈祷をしてもらい、そのまま処分してもらう方法があります。
玉串料(たまぐしりょう)を払う必要があります。御焚上料(おたきあげりょう)とされている場合もあります。
また、祈祷はせずに御札を神社に返納して、神棚はお焚き上げをしてもらうという方法もあります。
※お焚き上げとは、思いのこもったものを火で焼いて供養する事です。正月飾りや書き初め等を焼く「左義長(さぎちょう)」「どんど焼き」もお焚き上げのひとつです。
神社によっては処分を行っていない所もありますので、事前に確認しておくとよいでしょう。処分可能ならば費用も聞いておきましょう。
なかには、宅配便や郵送で受付けている神社もございます。
家庭ゴミとして処分する
神棚自体を御魂入れしていない場合は、御札を本体としてお祀りしているので、神棚を処分する場合はその御札を神社に持ち込み、返納してください。
神棚はご家庭で粗大ゴミ、もしくは燃やせるゴミ、燃やせないゴミ等として処分できますが、自治体によっては受付けていない場合があるようなので、事前に確認しておきましょう。
買い替えた際に神棚の販売店で処分してもらう
神棚を販売店にて買い替えを行われる場合は、その販売店にて処分してもらえる場合もありますので、買い替える際に相談されてもよいかと思います。
引き取りに来てもらえる場合や、店舗に持ち込まなければならない場合等、販売店により異なります。
処分のみの場合は、販売店によって受け付けてない場合もございますので、事前に問い合わせてみてください。
また、仏壇販売店にて、神棚を買い替えるのではなく、仏壇の買い替えで古い仏壇の処分を頼んだ時に、神棚の処分も一緒に行ってもらえる場合もあります。
仏壇販売店では神棚の取り扱いがある場合も多いかと思います。
ぶつだんやさん参加企業は仏壇と同じように神棚も処分できます▶
専門の業者に処分してもらう
神棚を不用品回収業者に処分してもらう方法があります。すぐに自宅まで引き取りに来てもらえることや、ついでに他の不用品も回収してもらえるというメリットもあります。家庭ゴミとして処分する場合と同様に、御札は神社に返納してください。
両親が亡くなった等で、空き家の処分や遺品整理を行う際に神棚を処分したい場合、遺品整理業者に処分してもらう事もできます。
神具の処分の方法
神棚でお祀りしていた神具はどのように処分すればよいのでしょうか。
神具には御霊は入っていませんので、通常の食器類と同じ扱いで処分して大丈夫です。
専門の業者に神棚の処分をお願いした場合は一緒に処分してもらえる事が多いです。
神道の考え方
神道の考え方としては、明確なルールや戒律などはなしに、自らの良心をもって八百万の神々との共存をするという感じですので、気になる方は神社で祈祷して貰う方法がベストであり、そうでもないという方は御札だけでも大事に扱って古い神棚自体はゴミとして処分してもらっても大丈夫なのです。