ためになる!?ぶつだんやさんコラム
2020年11月30日
綸子(りんず)・紗綾(さや)形
- 株式会社大越仏壇
- 商品部 小橋
卍の形をくずして連続させた文様です。
万字繋や菱万字などとも呼ばれています。
「不断長久」を意味する吉祥文様で、家の繁栄や長寿の願いが込められている縁起の良い柄です。
桃山時代に中国から輸入された紗綾という絹織物の文様だったことから紗綾形と呼ばれたそうです。
絹織物の地文様や建築の装飾などに用いられています。
端正で品格のある雰囲気から皇族、武家に好まれた文様でもあります。
この文様も青海波と同じくお仏壇やお寺で見かけることがあります。
紗綾形は、古代ギリシャが起源ではないかと言われています。
古代ギリシャからシルクロードを通じて中国に伝わり日本に来たようです。