おしえて!ぶつだんやさん
新盆用の白紋天は1年使うだけで不要になるのでもったいない気がするのですが…
回答
お盆に関する風習は地域によって異なりますので、下記回答をご参考ください。
ぶつだんやさんから一言
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太田屋続きを表示する
ご新盆の一度だけしか使わないというのは、確かにもったいないと感じられる方もいらっしゃるかもしれません。ただ、初めてお盆に帰って来るのに道に迷わず来て欲しい…と飾る提灯には、残されたご家族の、かけがえのない大切な方(故人様)への「願い」や「祈り」が込められています。その「願い」が強いからこそ、長年風習として続けられてきたのだと思うと、この行為はまさに「プライスレス」ではないでしょうか。お盆の終わりに「帰って来てくれてありがとう。また来年も待っていますよ。」とご家族の皆さんで思いを込め、送り火と一緒にお焚き上げをして、改めて最大限の思いを分かち合っていただくことを私はお勧めします。
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ほこだて仏光堂続きを表示する
1度だけという決まりもないので、そのまま2年3年とお使い頂いても大丈夫です。
但し、普通の提灯とは違い、何年も持つような耐久性を
考慮して作られていないので、白張り提灯としては2~3年が限度だと思います。
また飾る場所によっては日焼けして色が変わったり、
保管状態によっては穴が開いたりもしますので
長期間お使い頂くには火袋に緩衝材としての紙を入れ、
更に防虫剤を入れて保管して頂くのが良いと思います。
本来の意味からは少し外れてしまうかもしれませんが、
初盆は白張り提灯をそのままお使い頂き、その後ご家族でメッセージや
絵を描いて数年飾られる方もいらっしゃいます。
この場合でしたら年数が経ち色合いが変わっても、それはそれで味になりますし、
ご家族様の心がこもったものですから故人様も喜ばれるのではないでしょうか?
今年はコロナの影響で開催を見送りましたが
毎年オリジナルの手書き白張り提灯イベントを行っております。
イベントの様子はこちらをご覧ください
https://www.youtube.com/watch?v=vzILCgx9tJc -
大越仏壇
富山では白紋天を使う風習はございません。
お隣石川県では、お墓参りの際に木と紙でできた箱のようなものの中にろうそくを立てて
墓の前につるす”キリコ”というものを供えたりするようです。
あなたの「どうしたらいい?」を
ぶつだんやさんに質問してみませんか。