ためになる!?ぶつだんやさんコラム
2020年6月13日
花火大会と川施餓鬼
- 株式会社 ほこだて仏光堂
- 石巻店 阿部
コロナウィルスの緊急事態宣言もあけましたが
警戒はまだ続いており、地域のイベント等は大分先まで自粛予定となっております。
店舗でのお盆用品の準備をしながら
地元の花火大会が今年は中止になったことを知り
仕方ないとは思いつつも少し残念な気持ちになっております。
様々な場所で行われている花火大会。
日本最古の花火大会は江戸時代の中期に行われた
「両国の花火」とされております。
花火大会の前年に西日本では大飢饉、江戸ではコレラが多発しており
その慰霊祭と、船の安全を祈願する水神祭と合わせて花火大会行うようにと
8代将軍吉宗が指示したそうです。
その後、全国各地にそれが広まり、
今までは地域によってあちこちの海や川で行われていた
川施餓鬼(かわせがき:水難事故で無くなった人の慰霊祭)を
一か所でまとめて行う為に大きな花火大会や灯篭流しが催されたり、
町おこしの為に花火大会を行う地域や、
東日本大震災の慰霊のために花火大会を行う地域もでてきました。
今年は大きな花火大会はできませんが、家庭で小さな花火大会を行い
鎮魂とコロナの早期収束を願ってみようと思います。