ためになる!?ぶつだんやさんコラム
2020年5月22日
愛情を司る「愛染明王」
異例の明王
明王とは憤怒の形相で力をもってしてでも仏の教えに導くとされる仏様たちです。
その中でも少々異例ともいえるのが「愛染明王(あいぜんみょうおう)」。
恐ろしい形相をしているにもかかわらず愛情や情欲を司るとされている明王です。
その力は煩悩や愛欲という人間の本能を悟りに変えるといわれています。
恋愛成就や家庭円満のご利益がある仏様で、名前が「藍染」とも通じることから染物職人の守護神ともされています。
また、インパクトが有ることで有名な直江兼続の兜の「愛」の文字。それは愛染明王の愛であるといわれていたりします。(諸説あり)