ためになる!?ぶつだんやさんコラム
2020年4月24日
争いの世界の支配者「阿修羅」
- 株式会社ぶつだんのもり
- もくりんくん
阿修羅とは
阿修羅(あしゅら)は命を司る守護神です。
その姿は3つの顔に6本の腕の造形が有名で、誰もが思い浮かべる阿修羅でしょう。(奈良県興福寺の阿修羅像は美少年な像として有名ですよね)
そしてその名の通り、六道の1つで争いの絶えない世界である「修羅道」を支配する仏神です。
元はバラモン教の神
バラモン教のアスラが元とされ、命を司る正義の神でしたが、ある因縁により力の神インドラに何度も戦いを挑み続けたといわれています。
そのことから争いの絶えない修羅道の支配者として君臨するようになったのでしょう。
アスラは阿修羅という名で釈迦如来(しゃかにょらい)に仕える八部衆に、インドラは帝釈天(たいしゃくてん)という名で釈迦如来の守護神、また薬師如来の信仰者を守護する十二神将の因達羅(いんだら)として仏教に取り入れられました。
正義の神が正義に固執するあまりに戦いを繰り返すようになった様はある意味人に近い存在なのかもしれません。