ためになる!?ぶつだんやさんコラム
2020年4月17日
因果応報(いんがおうほう)
- 株式会社ぶつだんのもり
- もくりんくん
仏教の教えが元
因果応報という言葉をご存知でしょうか。
良い行いには良い報い、悪い行いには悪い報いが返ってくるいうことですね。
因果の「因」とは原因のことで、「果」とは結果のこと。
この因果応報とは仏教の教えが元となる観念なのです。
それは生前の行いによって地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天の六道に生まれ変わる六道輪廻(ろくどうりんね)へとつながる考えです。
情けは人の為ならず
さらにその因果応報の考えから「情けは人の為ならず」ということわざが生まれたともいわれています。
情けは人の為ならずということわざは「その人の為にならないので情けはかけないほうが良い。」と捉えるのは勘違いで、本来は「人に情けをかけると将来巡り巡って自分にも良いことが起こる。人のためではなく自分のためになるものだ。」という意味です。
まさしく因果応報の考えそのものですね。
昔話の定番
また、昔話ではよく因果応報の観念が使われています。
こぶとり爺さんはその典型ですし、さるかに合戦は悪い報いが返ってくるお話で、笠地蔵は良い報いが返ってくるお話ですね。