ためになる!?ぶつだんやさんコラム

2020年4月13日

天邪鬼(あまのじゃく)

  • 株式会社大越仏壇
  • 商品部 小橋
あまのじゃく

他の人たちが白といえばわざと黒というように、わざわざ他人に逆らうような発言をすることを、
よく「あまのじゃく」といいます。
あまのじゃくは、日本各地の民間説話に登場するズル賢く、かわいげが無いものです。
他人の心をよく探り、姿や物まねをしたり、口まねをしたりして人に逆らいますが最後には
滅ぼされてしまいます。
仏教では、もともと毘沙門天が腹部につけている鬼面のことを海若(あまのじゃく)といい、
水神と考えられていましたが、後には毘沙門天の足の下に踏みつけられている二鬼を
あまのじゃくと呼ぶようになりました。
あまのじゃくは「日本書紀」に登場する天探女(あまのさぐめ)から始ったという説もあるようですが、
いずれにせよ、あまり人に逆らってばかりいると、踏み付けられて、最後には滅ぼされてしまいます。