ためになる!?ぶつだんやさんコラム
2020年4月22日
弘法大師 空海
- 株式会社 ほこだて仏光堂
- 石巻店 阿部
4/24は弘法大師空海が入定した(瞑想したまま仏様になった)日とされています。
この弘法大師様、有名な高僧であることは勿論、広く愛された所為か全国に数多くの伝説があり、
中でも凄いのは真言宗の総本山、高野山奥の院では1200年前に修行に入られた弘法大師様が
今も生きて修行を続けているとされており、毎日朝6時と10時半の2回、食事が運ばれているとの事。
もっぱら精進料理が多いそうですが、近年はパスタやコーヒー等も届けられているそうです。
他にも全国併せて1000とも3000とも言われる程の伝説があり、抜粋して記載すると
・「いろは歌」を作った。
・香川県善通寺市には弘法大師様が7才の時に、
「仏の教えを広めて多くの人を救いたい。この願いが叶わないならこの身を諸仏に捧げる」と、
断崖絶壁から身を投じたが釈迦如来と羽衣をまとった天女が現れ、命を救われた為、
仏門に入る事を決意した捨身ヶ嶽禅定という山がある。
・讃岐うどんは元々中国から弘法大師様が伝えたとされている。
讃岐の地には【空海】の名前が入ったうどん屋さんが複数ある。
・お灸を広めた。
・喉が渇いた弘法大師様に地元の娘が水をあげたら、翌日猪苗代湖ができた。
・伊豆の修善寺町の岩盤を独鈷(とっこ)で叩いたら温泉がわいた。
・病気の子供を直して欲しいと懇願した母親の為に、独鈷(とっこ)で地面を叩いたところ病を治す霊水がわいた。(東京の清水稲荷)
・京都の応天門の額の文字を頼まれたが応の字の上の点を忘れたまま取り付けられたので、筆を投げて点をつけた。
・四国で修業していた場所が今のお遍路さんのルートになっている。
等々、さまざまなものがあります。
1200年もの時を経ても連綿と受け継がれている行事や伝承等をみるにつれ
弘法大師様の影響というのは、それだけ大きかったのだろうと思います。