4/8はお釈迦様の誕生日を祝う花まつりが全国各地で開催されます。
本来は灌仏会（かんぶつえ）という名前があり
草花で飾った花御堂（はなみどう）の中で、
甘茶を満たした灌仏桶の中央へ安置した仏像に甘茶を掛けお釈迦様の生誕を祝う行事です。

これはお釈迦様が生まれたとき、
九頭の竜が天から芳しい甘露を吐いて産湯を満たしたという伝承がもとになっています。

甘茶って何だろうと思う方も多いかもしれません。
植物名はアマチャ（ヤマアジサイの変種）で、お茶にすると甘茶、神仏にお供えするときは天茶と
同じ呼びかたですが文字が変わります。

甘茶に含まれる成分は古来よりお砂糖の代わりに用いられるほど甘く、
一説によると甘さはお砂糖の200～400倍、尚且つカロリーゼロというダイエット中の方や
糖尿病で糖分の摂取制限のある方にも嬉しい効能があります。

産地としては長野県の佐久市が有名で、灌仏会は勿論、天神祭のお神酒等にも使われているそうです。
気になる方は長野県のお茶屋さんや漢方薬店の通販は勿論のこと、
佐久市のふるさと納税にも甘茶があったりしますので
そちらをご覧になられるのもよいかもしれません。