ためになる!?ぶつだんやさんコラム

2020年4月18日

「ご先祖様に感謝」

  • 株式会社 ほこだて仏光堂
  • 総務室 遠藤美由紀

 

お休み日は甥っ子と過ごすことが多い私。

新型コロナウイルスの影響で外出の自粛
甥っ子にとってはつまらない春休みになってしまいました
ゲームで遊びYouTubeを見る繰り返しの休日、可哀そうにと思い
ダブルのアイスクリーム・たこ焼きのテイクアウトを家で食べながら
甥っ子が大好きな絵本を見せていた時「木魚」の絵を見つけました。

私が甥っ子に「見たことある?」と聞いたら「見たことない」の一言。お寺にあるもの、お坊さんが使う道具、
叩くとポクポクと音がするんだよと教えましたが……甥っ子の目には不思議なものに映ったようです。
しかし興味津々の様子だったので実物の木魚を見せてあげたいなと思いました。

それからほどなくして休みの日の出来事でした。買い物帰りに、近道をするつもりが曲がるところを間違えてたどり着いたのは、
なんと偶然なことに母方の墓地でした。道路拡張などがあり墓地が移動し場所が解らず、
母から頼まれても不案内な私にとって送迎するのをためらっていた場所です。何年もお参りしていませんでした。

唐突ですがその時私にはご先祖様のお導きだと感じられました。
「家族を誘いお参りに行くように」と道案内をしてくれたのだと思えたのです。
家に帰り早速、母親にお墓への行き方が解ったと話しました。長年連れて行かなかったので母も驚いていました。
次のお休みに母と甥っ子を誘って一緒にお参りに行くことにしました。そこはお寺ですからもしかしたら木魚が見せられるかも! 甥っ子も大喜びです。

何の脈絡もないのですが、私には木魚の絵を見つけた時から一連の出来事をご先祖様との縁のように感じています。
甥っ子に木魚を見せてあげたいなと考えていた私が、母の念願もかなえてお墓参りに行くことになったのは、
理屈では言い表せないご先祖様の導きだと考えてしまうのです。自分勝手な妄想ですが、こんな風に考える人もいるんです。

母と甥っ子と私の三人でお墓参り。私だけが密かに感謝。ご先祖様ありがとう。