3/25は蓮如上人の御命日です。

阿弥陀様の教えを蓮如上人の筆を通し、
皆が使う分かりやすい言葉で記された お手紙（御文章）が生まれ、
それを受け取った人が「いいね！」と思ったら 書き写してまた次の人へ・・・。
という形で全国に広まっていきました。

現代のツイッターと似ていますね。

実はこのお手紙、何百通も書かれていたそうです。
ただお手紙ですので、蓮如上人の手元には残っておらず、
もっと多くの人に読んで欲しいと考えた、
蓮如上人のお孫さんの円如法師が11才から31才までの
20年を掛けて全国津々浦々を行脚し、300通程のお手紙を集めました。

円如法師は生まれつき体が丈夫ではない上に、全国を探し回る過酷な旅路だったため、
最後のお手紙をまとめ終わった5時間後に亡くなったそうです。

今はその中でも80通を5冊に分けて纏められた物が御文章。
それ以外を帖外御文と呼んでいるそうです。

また御文章の「聖人一流章」「白骨の御文」は、
現代においてもお勤めやお葬式の際によく読まれております。