ためになる!?ぶつだんやさんコラム
2020年3月6日
四天王
- 株式会社ぶつだんのもり
- もくりんくん
四天王(してんのう)という言葉はおそらく聞いたことがあるかと思います。〇〇四天王という風に、そのジャンルで特に秀でた4人として使われる言葉ですよね。
仏教の四天王
四天王という言葉も元々は仏教用語で、4つの方角を守護している仏様なのです。
東の持国天(じこくてん)、南の増長天(ぞうちょうてん)、西の広目天(こうもくてん)、北の多聞天(たもんてん)。東から時計回りに「地蔵買うた(じぞうこうた)」と覚えましょう。
四天王の見分け方
見分け方はそれぞれの持ち物で、持国天は宝剣、増長天は戟(げき)という矛(ほこ)のような武器、広目天は筆と巻物、多聞天は宝塔となります。像により必ずしもこれらを持っているとは限りませんし、持国天と増長天の持ち物が逆の場合もあります。
多聞天の別名
さらにその四天王の中の多聞天には別の名前があります。その名は毘沙門天(びしゃもんてん)。そうです七福神の一柱のあの毘沙門天です。
このように仏教にはいろいろな掛け持ちをしている仏様がいらっしゃいます。その話はまた別のコラムにて。