ためになる!?ぶつだんやさんコラム

2020年2月10日

仏具のはなし「おりん(1)」

  • 株式会社大越仏壇
  • 商品部 小橋
りんせっと

仏壇がなくても馴染みのある仏具は、おりんではないでしょうか?

お椀のような形をしたもので、棒で叩いて鳴らす仏具です。

 

おりんは、お経を読む前とお経の区切りに鳴らします。

鳴らす回数やタイミングは、ご宗派によって多少の違いがあるようです。

 

おりんは、りん棒で叩きます。

りんは、どこを叩いても音は出ます(ただし、“手打ちりん”は打ち所が悪いと変形します)が、

良い音を出すためにはヘリの少し下を横から打ちます。

 

一般に、鳴りは材質・大きさ・形・厚みによって決まります。

①震える力が強い素材

②おりんのサイズは音量と音程に影響します。

おりんの深さが深くなるほと音は低くなる。

口径(サイズ)が大きくなるほど音が低くなる。

③厚みが厚くなると音が高くなる。

 

おりんは、鳴りが重要!

おりんの音程によって、読経の高さが決まるとのことです(お寺様談)