今回は、千葉の実家に帰省した際に
「證誠寺（しょうじょうじ）」様へ行ってきた事を
コラムにしたいと思います。

「證誠寺」様は、浄土真宗本願寺派に属し、
真言宗が多い千葉の内房の地区の中では、
唯一の浄土真宗の寺院となっております。

また、日本３大狸伝説の1つとして知られる
「狸囃子」が伝わる場所で
童謡「証城寺の狸囃子」は、この伝説を元に
作られております。

「昔むかし、この寺は住職が定住しない、
荒れたお寺でした。
ある夜、和尚さんが夜中に目を覚ますと
庭の方が大変賑やかです。
そっと節穴から覗いてみると、外は月夜で
昼間のようです。
大小の狸達数十匹が、腹を打ちながら踊っています。
和尚さんもつい楽しくなり一緒になって踊りました。
こうして3日踊りましたが、4日目の夜、狸達が
姿を消してしまいました。
不思議に思った、和尚さんは狸たちを探すと、
可哀想にお腹を叩きすぎて、
みな藪の中で死んでいました。
和尚さんは哀れに思い葬ってあげました。
これが狸塚です。
そしてこのお寺に定住する事に決めました。」

幼い頃歌っていた童謡のルーツ。
狸さん、いつまでも安らかに眠られますように。
合掌。

追記‎
ちなみに、証城寺様と證誠寺様の字が違うのは
諸説有るからだそうです。