ためになる!?ぶつだんやさんコラム

2023年1月9日

ターミナルケア

  • 株式会社大越仏壇
  • 商品部 小橋
ターミナルケア

ターミナルケアとは、終末期医療の事です。
始まりは1960年代のイギリスで、1980年代から徐々に日本にも広がりました。

ターミナルケアとは、老衰やがんなどの病気、障害の進行などで治療を行うことが出来なくなった方が人生の残り時間を平穏に過ごすための身体的・精神的苦痛を取り除くための措置です。
ターミナルケアは通常の治療とは異なり、延命を目的とした治療などはしません。
「最期は住み慣れた自宅で過ごしたい」「家族にできれば看取ってほしい」などという思いがある方は、終末期医療(ターミナルケア)について知っておくとよいかもしれません。

・ターミナルケア、緩和ケアの違い
緩和ケアという言葉も近年よく聞くようになりましたが、何が違うのでしょうか。
ターミナルケアは、余命宣告をされた患者さんが治療による延命よりも残された生活の充実を優先させるケアです。
緩和ケアは、病気の治療と苦痛を和らげる治療を同時に行っていくケアです。
一見同じように感じたケアも、意味がまったく違ってきます。

大切な方の死を受け入れるというのは簡単な事ではありません。
亡くなってから、「〇〇してあげればよかった」「こう選択すればよかった」などという後悔は必ず訪れると思います。
ターミナルケアは、穏やかに最期を迎えられるかが重要です。
死に対する不安や心残りを少しでも解消できるように、家族はケアを行っていかなければなりません。