仏教でなじみのある“曼荼羅”。
曼荼羅の意味は、マンダは「本質」、ラは「有する」という意味なので、曼荼羅は「本質を有する」というものです。

それでは、曼荼羅アートというものをご存じですか？
仏教で非常になじみのある曼荼羅ですが、自分で自分を癒す“曼荼羅アート”というものが流行しつつあります。
曼荼羅アートとは、曼荼羅の模様をペンで書いたり塗ったり、糸で作ったりと方法は様々ですが、色々な材料や技法を
使って作るアート作品の事です。
アートの世界では、円・渦・方形などの複数のシンボルを一定の秩序で組み合わせ、豊かな色彩とともに表現された
ものを曼荼羅と呼んでいるのです。
少し前に “大人の塗り絵”というものが流行ったのも記憶に新しいですが、それと同様、曼荼羅アートも雑念を振り払い
集中できて楽しいと大好評なのです。
真ん中を中心に放射線状に続く柄が非常に美しく、書き進めるたびに癒しやリラックス効果があり精神が安定する
という実感を得ることが出来ます。

仕事や生活にメリハリをつけたい方、右脳を活性化させて生き生きとした毎日を送りたい方、完成を磨きたい方などに
曼荼羅アートはおすすめです。

曼荼羅のアートではもう一つ、“曼荼羅チャート”というものがあります。
曼荼羅アートよりこちらの言葉の方がお聞きになったことがあるかもしれません。
マンダラチャートとは、曼荼羅のような表・図のようなものを利用するフレームワークのことです。
他に「マンダラート」や「マンダラシート」とも呼ばれています。

現在アメリカで大活躍中の野球選手、大谷翔平選手もこの曼荼羅チャートを学生時代に行っているとニュースで
取り上げられていましたね。
大谷翔平選手が使っていた目標達成シート（マンダラチャート）とは、大元となる目標を明確にし、それを達成する
ための具体的な項目を可視化したフレームワークのことです。
マンダラチャートを使うことにより、その目標を達成するために必要なことが明確になります。
そして曼荼羅チャートをひとつずつ埋めていくことにより、漠然とした思考が整理されて成すべきことが明確に
なってくるのです。
チャートが埋まったことにより達成感がうまれ、やる気にもつながりますね。
みなさんも是非、曼荼羅アート、曼荼羅チャートに挑戦してみてはいかがでしょうか？