ためになる!?ぶつだんやさんコラム

2022年8月8日

生前葬

  • 株式会社大越仏壇
  • 商品部 小橋
生前葬

近年、生前葬をする方が増えてきました。
生前葬とは、漢字からもわかるように本人が生きているうちにする葬儀の事です。
亡くなっていないのに何故やるのかと疑問も生まれそうですが、「本人のいるお別れ会」と思って頂くと
しっくりくるかもしれません。
葬儀をする本人がお世話になった方々に感謝の気持ちを直接伝えることが出来る貴重な機会です。

生前葬は芸能人のが数多く行っている葬儀で、テレビや企画のパフォーマンスとして注目を集めるためにやることも
あります。
そのため、「芸能人がやるもの」だと思われる方もおられるかもしれませんが、一般の方であっても生前葬を
行えるのです。

一般的には葬儀というものは亡くなってから行われるものですが、なぜ生前葬をするのでしょうか。

・病気が進行しているので、元気な今のうちに感謝の気持ちを伝えたい
・子供の世代に葬儀の手間や費用などで迷惑をかけたくない
・古希・喜寿などの親族が集まる節目に笑顔で行いたい
・無宗教スタイルで自由な形式により執り行うことができるので、自分の希望に沿った葬儀を行いやすい

 

最近になって増えてきた生前葬ですが、まだ一般的ではありませんし生きているうちに葬儀なんて縁起が悪いと
感じる方もおられるかもしれません。
しかし生前葬は和やかな雰囲気のもと行われる事が多いのです。
葬儀会場では、これまでの人生の軌跡を表す写真や動画などが流され、家族や親しい人と会食をしながら行われます。

生前葬は行う本人が希望し、家族の理解を得られることがとても大切です。
一般的な葬儀と同じく、家族の了承や協力を得ないと執り行う事は出来ません。
そのため家族には生前葬を行う目的や理由を話し合い、葬儀会社ともよく相談し、納得のいく生前葬を行う事が大切です。