ためになる!?ぶつだんやさんコラム
2022年3月21日
海洋散骨
- 株式会社大越仏壇
- 商品部 小橋
海洋散骨とは、故人の火葬したあとのお骨を海洋上に散布することを指します。
死後は自然に還りたい・生前海が好きだった等の故人の意向により行われる事があります。
現在では、事情がありお墓を持っていない方などによるお問い合わせも増えているようです。
散骨に関して
自宅の庭など、墓地ではない場所に遺体を埋葬をすることは禁じられていますが、散骨の場合、きちんとルールを
守り節度もわきまえ行えば法的にもなんら問題はありません。
しかし、明確な禁止ルールがないとはいえだれでもどこにでも散骨をしていいわけではありません。
もちろん他人の私有地で行うことはできませんし、散骨に対してすべての方が理解を示しているわけではありません。
近隣住民のトラブルにもなりかねないので、散骨を行う場合には細心の注意を払い、ルールやマナーを持って
行うことが大切です。
海洋散骨の特徴
一般的には「納骨」と言ってご遺骨を納めますが、海洋納骨の場合はご遺骨を粉末状にし、海に撒きます。
つまり、「納める」事をしないのです。
海洋散骨は、故人の意向により行われることが大半です。
しかし、一度海に散骨してしまったご遺骨は二度と戻りません。
故人の意向を汲むことも大切ですが、毎日手を合わすであろうご遺族はどこに向かって手を合わせればよいのか
不安に思うこともあります。
海洋散骨の場合、全てのご遺骨を散骨しなければいけない事はありませんので、死後の事を考え海洋散骨を
望む場合は、子孫や親族とよく話しあい、一部を手元供養にするなどお互いが納得する方法で検討を考えましょう。