ためになる!?ぶつだんやさんコラム

2022年1月10日

大安 法事

  • 株式会社大越仏壇
  • 商品部 小橋
法事

大安とは中国から伝わる、日の吉凶を占う六曜(ろくよう)の1つで、最も縁起の良い日として知られている日です。
日本でも冠婚葬祭の際には六曜を意識する人は多くいますが、その縁起の良いと言われる大安の日に法事を行っても
いいのかをご紹介します。

法事は、本来の日としてはご命日に行った方が良いに越したことはありません。
しかし、実際はご家族のご都合や、お寺様の事情などにより行う事が出来ないという事もあると思います。
ではご家族やお寺様の都合が合う日が、いわゆるめでたい日という印象が強い“大安”だった場合、
お葬式や法事を執りおこなってもよいのでしょうか。

実は、仏教の考えには六曜というものは関わりがありませんので、特に避けるべき日はありません。
よって大安の日に行っても問題はないと言われています。

しかし、日取りに強いこだわりがあり、心理的にも安心したいという方は、六曜を考えながらお寺様と相談して
日取りを決めるとよろしいかと思います。

特に法事という場では、自分だけではなく家族や親族・知人も関わってくる行事です。
中には、大安に法事を行う事をよく思わない親族の方もおられるかもしれません。
集まる人々の心情を汲んで日取りを決め、穏やかに物事を進めましょう。

六曜を気にするより大事なことは、故人のご命日を意識することです。
法事の日程を後回しにはせず、日取りが合わなけば前倒しで行うことが望ましいとされています。
適切な時期を把握し、故人との大切な時間を共有し偲ぶことが第一義です。