ためになる!?ぶつだんやさんコラム
2022年8月13日
ペットとの別れと、ペット供養
- ほこだて仏光堂
- 早川 登
少し私事となりますが、最近自分の家で飼っていた愛猫が亡くなりました。
19歳。老衰でした。
人間でいえば100歳を超える年齢だそうです。
朝私が出社する前、体調が急変してから亡くなるまで、一時間かからずに逝ってしまいました。
「本当にあっという間で、手間をかけさせずに逝って、本当に良い猫だった」と涙を拭きながら語る母。
大切な家族との突然の別れに、私も家族も涙しましたが、母は私以上に悲しんでいるようでした。
当家の猫は非常に人なつっこく、お客さんが来ると初対面の方の膝の上に乗って甘えるしぐさを見せたものでした。
老いたながらも、それはずっと変わらず、家に来たお客さんを和ませ、また母の癒しにもなっておりました。
また愛猫は夜中になると母の寝床に行き、必ず一緒に寝ようとしておりました。
ある生命保険会社の統計によれば、ペットを亡くされた飼い主の6割が、何らかの体調不良を感じた経験を持ち、高齢になるほどそれが高くなるそうです。
ペットロス症候群、というらしく、とつぜんの悲しみに体調に異変を来すそうです。
私自身も、体調は崩さなかったものの、その日はメンタル的にかなりキツイものがありました。
父に先だたれ、持病をかかえた母。
私はペットの死とともに、癒しの元であった愛猫の死で、母が体調を崩さないか案じております。
現代において、ペットの供養というのは、より重要性を増していると感じます。
ペットの死を一つの出来事としてとらえるより、ペットが好きだったものを備えたり、写真を飾ったり、また最近ではペット用の棺やお墓、祭壇などもあります。
継続してペットとの想い出を大切にし、供養をしていく事も、ペットロスを和らげる大切な要素だと感じずにはいられない出来事でした。
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