ためになる!?ぶつだんやさんコラム
2021年12月17日
四十九日
- 株式会社ぶつだんのもり
- もくりんくん
四十九日(しじゅうくにち)とは
仏教では、人は亡くなってから7日毎に閻魔様(えんまさま)による裁判が行われ、それを7回繰り返した時に極楽浄土へ往生できるかの最終審判が下るといわれています。
つまり四十九日とは最終審判の日なのです。
この期間に遺族による追善供養が行われる事で、故人が生前に良くないことを行ってしまったとしても成仏ができるとされているのです。
元々はこの裁判が行われるといわれる7日毎に法要が行われていたのですが、現在では初七日と最終審判の日である四十九日に行われるのが一般的です。
最近では初七日法要をご葬儀当日に遺骨が戻ってきたところで行うことも多くなってきているようです。
四十九日の数え方
一般的には命日を1日目として数えて、49日目が四十九日となります。
地域や風習により、命日の前日を1日目とするところもあるようです。
四十九日法要の日
「法要は49日目ぴったりに行わなければならないのか」という疑問があります。というのも四十九日が平日で親類の人が集まりづらいということがあるからです。
もちろん49日目に行うのが最も良いのですが、法要の日を土曜日や日曜日などにずらしても問題はありません。その場合、49日目以降にずらすのではなく、手前の日にずらすようにしましょう。
葬儀や告別式では六曜の「友引」は避けたほうが良いとされていますが、四十九日法要に関しましては特に気にしなくてもいいようです。
四十九日法要の服装
喪主・遺族
三回忌までは喪主も遺族も喪服の着用となります。喪主は正喪服を着用していましたが、最近では喪主も遺族も準喪服を着用することが多いようです。
参列者
喪主や遺族より格式が高くならないよう略式喪服を着用します。案内状に「平服で起こしください」と書かれてあった場合でも略式喪服を着用するのが無難でしょう。
四十九日の別名
四十九日にはいくつかの別名があります。
命日から四十九日までの裁判の期間のことを「中陰(ちゅういん)」とい言い、その期間の最終日であることから「満中陰(まんちゅういん)」とも言われます。
また、「初七日(しょなのか)」「二七日(ふたなのか)」「三七日(みなのか)」「四七日(しなのか)」「五七日(ごなのか)」「六七日(むなのか)」という続きで「七七日(なななのか)」とも言います。