ためになる!?ぶつだんやさんコラム
2021年12月3日
お骨の盗難防止
- 株式会社ぶつだんのもり
- もくりんくん
お墓に納めていたお骨が盗まれた。
一般の人にはあまり起こりにくい事かとは思いますが、有名人やその関係者のお骨が盗まれるという事が実際にあるようなのです。
また、盗まれるのではなく、勝手に他人のお骨を入れられるということもあるようです。こちらは有名人ではなくても起こりうる事のようです。
このような事を防ぐ手段はあるのでしょうか。
鍵を付ける
お墓の納骨室の入り口に鍵を付けてしまうという方法があります。
閂(かんぬき)式
鍵の付け方にも様々ありまして、観音開き式の納骨口の扉に閂のような専用の金具を付けて、南京錠にて施錠という方法が比較的多く見られます。
観音開きの石製の扉であれば、穴を空けるだけで取り付けでき、鍵が傷んでしまっても閂部分はそのままに鍵だけを市販品にて取り替えが容易にできるというメリットがあります。
また、鍵が壊れてしまった場合などでも、システム自体が外側にあるために対応がしやすいです。
コインロッカーキー式
コインロッカーに使用するような鍵を埋め込んでしまうという方法もあります。
表に出ているのは鍵穴だけですので、見た目がスッキリとしてお墓のデザインの邪魔になりません。
観音開き式扉以外にも様々な納骨口に対応はできますが、納骨口に加工が必要です。鍵自体を通す穴を開けることと、止め金が引っかかる穴を開け、互いがちゃんと合うようにしなければいけません。
鍵穴以外のシステムは中にありますので、トラブルがあった際に対応がしにくいのが難点といえます。
納骨口一体ユニット式
納骨口一体をステンレス製のユニットとして、その構成部品を嵌め込んで施工という方法もあります。納骨口をユニットに合わせたサイズにすれば後は嵌め込むだけで取り付けができます。
納骨口一体が全て金属部品となりますので、それを敬遠される方もいらっしゃいます。
トラブルがあった際にはユニット自体を取り外してしまって対応ができます。
鍵を付けるデメリット
鍵を取り付けるにあたってデメリットもいくつかあります。
屋外にてずっと風雨にさらされる環境のうえ滅多に開けたり閉めたりしないため、錆びにくい素材の鍵であっても錆が発生することがあります。また、土埃等が鍵穴に入り込んで動きにくくなり、開けにくい、開かないといったことも起こりうる事です。
また、納骨はそんなに再々行うことでもないかと思いますので、鍵を無くしてしまうといったこともあります。
防犯カメラ設置霊園
盗まれたり入れられたりすることの根本的対策にはなりませんが、防犯カメラが設置されている霊園でしたら抑止になりますし、盗まれたり入れられたりしても犯人の追跡がしやすいかと思います。
何より、人の多い墓所ではこのような行動は起こしにくいというのがあります。夜間は立ち入りできないような霊園も防止効果があるかもしれません。