ためになる!?ぶつだんやさんコラム
2021年11月12日
骨壺について
- 株式会社ぶつだんのもり
- もくりんくん
骨壺は、火葬大国である日本にとって欠かすことのできないものです。
骨壺といえば、白色の陶磁器のものを思い浮かべる方も多いかと思います。
最近では、色々な材質やおしゃれなデザインの骨壺も出てきていて、手元供養として置いておくことを前提としてデザインされているものもあります。
骨壺のサイズ
骨壺の大きさを思い浮かべてみてください。実は東日本と西日本では骨壺のサイズは全く違います。
一般的に、東日本では全てのお骨を骨壺に収める全収骨ですので、骨壺のサイズも大きくなり、7寸(直径約210mm)のものが多く使われているようです。
西日本では部分収骨が一般的ですので、骨壺のサイズは小さめとなります。西日本では地域によって使用される骨壺のサイズは異なり、2寸(直径約60mm)のものから6寸(直径約180mm)のものまで使用されます。
手元供養用の骨壺であれば更に小さいものもあります。
骨壺の蓋のタイプ
骨壺の蓋のタイプは大きく分けて、「並」といわれる通常のタイプと「切立」といわれるタイプがあります。
蓋のズレを防止する部分の合わせ方が違い、並は蓋の凸部分が壺の内側に入り込む形で、切立は壺側の凸部分が蓋の内側に入り込む形となります。
切立タイプの方が湿気が溜まりにくいといわれていて、骨壺が濡れるのを防ぐ効果が並のものよりはあるかと思います。
また、蓋を持って持ち上げることができ、倒しても蓋が開かずにお骨がこぼれないようにネジ式の蓋もあります。特に手元供養用の骨壺はネジ式のものが多く見られます。
骨壺の材質
骨壺の材質は陶磁器が一般的です。陶磁器であっても、有田焼や瀬戸焼や九谷焼などの有名な各地の焼き物で作られたりもしています。
また、お墓と同じような御影石や、大理石等の天然石の骨壺もあります。
最近の手元供養用などでは、金属製のものやガラス製の骨壺もあります。
骨壺のデザイン
最も一般的な骨壺は白一色のものですが、そこに模様を描いたものもあります。ワンポイントに花の絵が描かれていたり、骨壺全体に模様のように描かれていたりと多様です。
九谷焼で銀彩を施した骨壺などもあり、非常に美しいです。各地の焼き物でできた骨壺はそれぞれ独自の技法なども使われていて工芸品ともいえるでしょう。
また、形状も様々なものがあり、特に手元供養用の金属製の骨壺は多彩な形状がありますのでお好みのものを探してみてもよろしいかと思います。
陶器製の骨壺であっても、ゴルフボールや野球のボール、サッカーボールなどの形をしたものもあり、故人が生前に好きだったスポーツのボールの形をした骨壺に収めてあげることができます。