ためになる!?ぶつだんやさんコラム
2021年10月29日
追悼アカウントとは
- 株式会社ぶつだんのもり
- もくりんくん
「追悼アカウント」という言葉をご存知でしょうか。
故人の生前のSNSのアカウントを遺族や関係者が見ることができるように残すことができるサービスです。
現在多く使用されている代表的なSNSでも追悼アカウントが使用できるものとできないものがあります。
また、多くのSNSは本人以外のログインを禁止としているため、追悼アカウントへ移行後はそのアカウントにはログインができなくなります。
Facebookの場合
Facebookには追悼アカウント機能があります。最もスムーズに追悼アカウントへ移行するには、生前に「追悼アカウント管理人」を指定している必要があります。
追悼アカウント管理人は、生前に本人がFacebook内の友だちから指定することができます。この追悼アカウント管理人を指定していれば、その指定された人が亡くなった方のアカウントに関する特別リクエストを申請するだけで追悼アカウントに移行することができます。
追悼アカウント管理人にはアカウントにログインしたり、故人のメッセージを読んだり、友だちのリクエスト申請や削除などはできませんが、友達リクエストを承認したり、トリビュート投稿をプロフィールに固定したり、プロフィール写真やカバー写真を変更したりといくつかのできることがあります。
追悼アカウント管理人を指定していない場合には、故人の近親者によりFacebook上で各種情報を伝達しての申請を行わなければいけません。
また、追悼アカウントへの移行ではなく、アカウントの削除を選択することもできます。追悼アカウント管理人はアカウント削除のリクエストを行うこともできます。
Instagramの場合
Instagramにも追悼アカウント機能があります。申請をすれば追悼アカウントへの移行かアカウントの削除かを選択できますが、申請ができるのは故人の近親者のみとなります。
専用の送信用フォームがあり、追悼アカウントとするためには「亡くなった方のInstagramアカウントを追悼アカウント化するリクエスト」に、アカウントを削除するためには「亡くなった方のInstagramアカウントの削除要請」に必要事項と死亡を証明する書類を送信します。
必要事項には
- 氏名
- メールアドレス
- 亡くなった方の氏名
- 亡くなった方のInstagramユーザーネーム
- 亡くなった日付
があり、死亡を証明する書類を添付して送信する必要があります。
追悼アカウントへの移行後はログインはできなくなり、投稿や情報の変更はできなくなり、プロフィールの名前の横に[追悼]と表示されます。
一般の人には見ることはできなくなり、故人がシェアしていた写真や動画などに投稿はInstagramに存続し、それをシェアしていた利用者は引き続き見ることができます。
Twitterの場合
Twitterには追悼アカウント機能はありません。
遺族からアカウントの削除をリクエストすることはできますが、英語でのやり取りとなり、身分証明書や死亡証明書などを送付する必要があります。
LINEの場合
LINEには追悼アカウント機能はありません。
削除依頼のみできるようですので、LINEの運営に問い合わせをしてみてください。
デジタル終活
昨今ではデジタル終活という言葉もあり、自身の死後にパソコンやスマートフォン、WebやSNS上のデータをどうするかを考えることも必要となってくる世の中となってきました。
簡単なFacebookの追悼アカウント管理人を指定するところから始めてみてもいいかもしれません。