ためになる!?ぶつだんやさんコラム

2021年9月10日

さまざまな家紋

  • 株式会社ぶつだんのもり
  • もくりんくん
さまざまな家紋

家紋とは

家紋とは平安時代から長く現在でも使われている日本固有のお家の紋章の文化です。

貴族から始まったとされる家紋も江戸時代には一般庶民も使用する文化となりました。

現在でも、紋付羽織袴(もんつきはおりはかま)と言われるように羽織に刺繍されていたり、お墓に彫刻をしたり、仏壇の欄間(らんま)の部分などに彫刻したりしています。

また、浄土真宗にて使用される、蓮如上人が門信徒に出された手紙を五帳にまとめた御文章を納める箱である御文章箱には、浄土真宗本願寺派(西)であれば「五七の桐」の紋と、西本願寺の寺紋である「西六条藤」が刻印されています。

 

よくみられる家紋

筆者の個人的な感覚で、よく見られると思う家紋を紹介致します。

丸に抱き茗荷

丸に抱き茗荷

丸に違い鷹の羽

丸に違い鷹の羽

丸に下がり藤

丸に下がり藤

丸に橘

丸に橘

円の中に紋が入っている「丸に◯◯」という紋が比較的多いように思われます。また、同じ茗荷・鷹の羽・藤・橘でも向きや見え方や形状など多種多様で様々な亜種が存在しています。

 

戦国武将の家紋

戦国時代には敵と味方を区別するために旗印としても使用したため、多くの種類の家紋が作られたそうです。

有名な武将は大河ドラマなどでもよく出てきて、家紋も有名ですよね。

織田木瓜

織田木瓜

織田信長

五七の桐

五七桐

豊臣秀吉

徳川葵

徳川葵

徳川家康

桔梗

桔梗

明智光秀

真田六文銭

真田六文銭

真田幸村

大一大万大吉

大一大万大吉

石田三成

武田菱

武田菱

武田信玄

竹に二羽飛び雀

竹に二羽飛び雀

上杉謙信

 

かわいい家紋・かっこいい家紋

家紋には動物や植物、自然や文字をモチーフとしたものなどがあって非常に多種多様でユニークなものもたくさんあります。

中には「かわいい」と思うものや「かっこいい」と思う家紋もありますので、一部を紹介したいと思います。

浪に千鳥

浪に千鳥

鳩

三つ斜め雁金

三つ斜め雁金

丸に桃

丸に桃

変わり羽団扇

変わり羽団扇

月に星

月に星

日の丸三つ反り扇

日の丸三つ反り扇

丸に剣三つ銀杏

丸に剣三つ銀杏

 

公的に見られる紋

各家の家紋とは別に、公的な書類などに使用される紋があります。

十六菊

十六菊円形の菊の紋はどこかで見覚えがあるのではないでしょうか。

16枚の花弁からなる円形の菊の紋はパスポートの表紙に見られます。

また、議員バッジもこの十六菊の紋です。

天皇家、皇室の紋章として知られているのは「十六葉八重表菊」といわれる、16枚の花弁の外周の間に更に花弁とみられるものが付いている紋です。

桐紋

豊臣秀吉の紋として紹介しました五七の桐の紋は、内閣総理大臣紋章として使用されています。こちらの紋はパスポートの内の書面に刻印されているかと思います。

五三桐また、法務省では、桐の紋の葉の上にある花の数が3-5-3となっている五三の桐の紋が使用されています。

 

さまざまな家紋グッズ

最近では戦国武将ブームなどもあって、自分の家のものではない家紋のグッズを購入される方も増えているようです。

キーホルダーやシールにはじまり、Tシャツになっていたりもします。

家紋の世界に興味がございましたら色々な家紋グッズを探してみてはいかがでしょうか。