ためになる!?ぶつだんやさんコラム
2021年9月3日
死後の世界はあるのか
- 株式会社ぶつだんのもり
- もくりんくん
死後の世界はあるのか という問題。
実際に死後の世界があるとして、死後にしか行けない場所なので確認のしようがありません。
さまざまな宗教や宗派によっても死後の考え方は異なります。
仏教では死後の考え方とはどのようなものなのでしょうか。
浄土真宗の死後の考え方
浄土真宗では、死後はすぐに極楽浄土に生まれ、仏様となるという考え方です。ですので、俗に言う「あの世」に行ったり、霊となって成仏できずに彷徨ったり、現世で別の生物に生まれ変わったりということはありません。
六道輪廻
仏教には六道輪廻という考え方があります。これは、生前の行いにより、6つの世界のいずれかに生まれ変わるという考え方です。
地獄(じごく)・餓鬼(がき)・畜生(ちくしょう)・修羅(しゅら)・人・天の6つの世界で、輪廻から解脱して成仏ができるのは人道だけとされています。
つまり、我々が生きる「人の世界」では、行いによって輪廻にとらわれずに仏となることができるということです。
地獄の世界
仏教における六道輪廻の世界には地獄という世界もあります。生前の行いが悪いと、この地獄道に生まれ変わってしまいます。
地獄道は生前の罪を償わせるために苦しみを味わう世界です。
さらに地獄道の中でも8つの地獄に分けられ、生前の罪により、深く苦しみの大きい地獄へと落ちていくのです。
地獄の最下層「阿鼻地獄(あびじごく)」では、凄まじい苦しみを絶え間なく受け続けなければなりません。しかもこの地獄での寿命は300京年を超えるとされ、次の輪廻となるまで気の遠くなる程の長い間苦しみ続けなければなりません。
死後の世界はあるつもりで生きて、地獄には落ちないように生前の行いには気をつけたいものです。
仏教では基本的に成仏できる
仏教にもさまざまな宗派がありますが、基本的には成仏ができると考えていいかと思います。
仏となり生まれる浄土に違いがあったり、仏と成るタイミングに差がありますが、六道輪廻をにとらわれずに仏となることができます。
それぞれの宗派で教えを実践していれば成仏はできるのです。
そして、宗派により違いはありますが、仏となってからこの世に還ってきて人々を救うとも言われています。