ためになる!?ぶつだんやさんコラム
2021年8月21日
綱吉将軍の生類憐れみの令と命の尊厳
- ほこだて仏光堂
- 檜森 正広
「生類憐みの令」この法令は「人間を含む生き物の命の尊厳徹底」を図っています。
「旅人が途中で病気になった時、旅館主人は病人を道に捨ててはならない」
「家畜の馬が病気になった時、捨ててはならない」など等・・・
逆の見方をすれば、其れまでは上記の様な事は普通に行われていた所業です。江戸時代初期と云えば戦国時代の気風が抜けきっておらず、「人の命が非常に軽んじられていた時代」でした。この概念を一新し現代も続く「命の尊厳」を全国的に確立したのが「生類憐みの令」の真の姿です。(yahoo知恵袋より引用)捨子・捨病人 の禁止なども社会的弱者の救済を民衆に説くものでありました、これは、死体を捨てたりすることが、その当時は珍しくなかったという事実があったと推察されます。 将軍綱吉のこの政策は現代にも大きな影響をもたらしていると考える事ができます。
生類憐れみの令がもたらしたものは命の尊厳であり、故人を葬る事の尊さ、葬儀の大切さを人々にもたらしたのでは無いかと思われます。