ためになる!?ぶつだんやさんコラム

2021年8月9日

乾杯と献杯

  • 株式会社大越仏壇
  • 商品部 小橋
乾杯

乾杯(かんぱい) 献杯(けんぱい) の違い

献杯と乾杯は持っている意味が異なっていて、マナーや注意点にも違いがあります。

「乾杯」は慶事で行われるもので、主にお祝い事や参加者の健康・成功を祈るために行われます。
互いに盃を合わせ、盃を上げる高さも胸や顔より高く挙げます。
かけ声の後すぐにグラスを当てたりして中の飲料を飲み干す(口をつけるだけでもOK)のが一般的なマナーです。
もとも乾杯は神や死者のために酒を捧げた宗教の儀式でした。
それが次第に仲間の健康や幸運を願う儀礼に形を変えていき、現在のような乾杯の形となりました。

「献杯」は弔事で行われるもので、『献(ささげる)(たてまつる)』という意味があります。
葬儀や法要のあとの会食前に行われ、故人・先祖を偲び感謝・追悼するのが目的です。
乾杯とは違い、互いに盃(グラス)は合わせず盃を上げる高さは胸までとどめ、献杯後もすぐに口はつけず、
黙祷や合掌を行ってから飲み物を口にします。
挨拶ですが、一般的な傾向としては主に故人の家族、遺族の代表が行うことが多いですが、特に決まりはなく
喪主本人が挨拶を行っても構いません。
しかし、献杯は浄土真宗以外の宗派でみられる習慣です。
浄土真宗では、亡き人はすぐに極楽浄土へ迎えられ仏様になると考えられていますので、献杯という行為は
しません。
地域・宗教・宗派により献杯を行わない事もありますので、事前に宗教・宗派ごとのマナーを頭に
入れておくことが大切です。

乾杯・献杯の場面では、ルールやマナーが存在します。それぞれの意味を考え、事前にしっかりと頭に入れて
おきましょう。