ためになる!?ぶつだんやさんコラム
2021年5月14日
長寿祝い
- 株式会社ぶつだんのもり
- もくりんくん
長寿祝いはその名の通り長生きのお祝いで、賀寿(がじゅ)、算賀(さんが)、年祝(としいわい)などとも言われます。
最も有名なものに満60歳を祝う「還暦(かんれき)」がありますが、還暦後も様々な長寿祝いがありますので紹介したいと思います。
還暦後は100歳まで、数えで0の付く歳とゾロ目となる歳がお祝いの歳となっています。
それぞれにテーマカラーともいえるお祝いの色がありますので、お祝いの贈り物の際にはご参考にしてみてください。
長寿祝いの名称
還暦(かんれき)
数え61歳(満60歳)のお祝い。十干十二支(じっかんじゅうにし)が一巡して誕生年の干支に還る事から本卦還り(ほんけがえり)とも言われ、赤子に戻りもう一度生まれ変わって出直すとされることから赤いちゃんちゃんこが送られたりします。
お祝いの色はちゃんちゃんこと同じ赤色。贈り物には赤い色のものを贈ると良いとされています。
古稀(こき)
数え70歳のお祝い。唐の詩の一節の「人生七十古来稀なり(=七十年生きる人は古くから稀である)」が由来。漢字で書く場合は常用漢字で「古希」と書かれる事も多いです。
お祝いの色は紫色です。
喜寿(きじゅ)
数え77歳のお祝い。「喜」の漢字を草書で書くと「㐂」となり、七十七と読めることが由来となっています。長寿祝いにはこの様な漢字の語呂合わせのようなものが多くあります。
お祝いの色は古稀と同じく紫色です。70歳台は紫色となります。
傘寿(さんじゅ)
数え80歳のお祝い。「八十寿(やそじゅ)」とも言われたりもします。「傘」の漢字の略字体が「仐」であり、分解すると八十と読めることに由来します。
お祝いの色は金茶(黄色)となります。
米寿(べいじゅ)
数え88歳のお祝い。「米」の漢字を分解すると八十八と読めることが由来となっています。
また、米の祝い(よねのいわい)と言われたりもします。
お祝いの色は傘寿と同じく金茶(黄色)です。80歳台は金茶(黄色)となります。
卒寿(そつじゅ)
数え90歳のお祝い。「卒」の漢字の略字体が「卆」であり、見たまま九十と読めることが由来となっています。
お祝いの色は白色となります。
白寿(はくじゅ)
数え99歳のお祝い。「百」の漢字から一番上の「一」の漢字を取ると「白」という漢字になることから100-1で99歳のお祝いの由来となっています。
お祝いの色は卒寿と同じく白色です。90歳台のお祝いの色は、この白寿が色の由来になっていると思われます。
百寿(ももじゅ)
数え100歳のお祝い。読みは「ひゃくじゅ」と言われることもあります。別名で100年を表す「一世紀」の紀の文字を使って「紀寿(きじゅ)」とも言われます。
お祝いの色は白色となります。「百」の漢字の中に「白」の漢字が含まれていることが由来と思われます。
お祝いを贈るのはいつ?
それぞれの長寿祝いで、お祝いの贈り物はいつ渡せばよいのでしょう。
直接手渡しするのであれば、贈る相手の誕生日のできるだけ早めが良いとされています。手渡しで贈れない場合は前日までには届くようにしましょう。
それは、そのお祝いとなる日を満喫して過ごせるようにとの配慮となるからなのです。
どんな物を贈る?
色々なプレゼントにいえることですが、贈る気持ちが大切です。そのうえで、贈る相手が喜びそうなものを選べばよいかと思います。
それぞれの長寿祝いでお祝いの色はありますが、必ずしもその色の物を贈らなければならないということもありません。贈る相手が好きな色があればその色の物を贈るのもよいでしょう。
消耗品よりは形に残る物をとも言われますが、贈る相手がお元気でしたら旅行をプレゼントしてもよろしいかと思います。
気持ちを込めて、お祝いの色のお花を贈るのもよいのではないでしょうか。最近では水やりの手間なく長く楽しめることからプリザーブドフラワーを贈られたりもするそうです。