ためになる!?ぶつだんやさんコラム

2021年1月25日

卍(まんじ)

  • 株式会社大越仏壇
  • 商品部 小橋
まんじ

地図記号で、寺院を表すマークは“卍”ですが、デザインではなく“漢字”です。
卍は、古代インドのサンスクリット語が由来で、おめでたいこと・幸福の意味があります。
また、“万”の字の代わりに用いられることがあり、宇宙・無限などをあらわしています。
卍は仏教だけではなく、他の宗教のシンボルとして使われてきました。
インドからペルシャを経由してギリシャに伝わったようで、古代ギリシャの寺院などに卍が見られるそうです。
卍の形が、ハーケンクロイツ(鉤十字)に似ているため、東京オリンピックを機に外国人向けの地図にて
寺院を表す記号卍から三重塔へ変更することが検討されましたが、採用がされませんでした。