ためになる!?ぶつだんやさんコラム
2020年12月25日
塵も積もれば山となる
- 株式会社ぶつだんのもり
- もくりんくん
「塵(ちり)も積もれば山となる」
かなりの人に知られている有名なことわざですね。
このことわざ、由来は仏教なのです。
大乗仏教の百科事典ともいわれる「大智度論(だいちどろん)」という注釈書に、
「ひじょうに小さな塵であっても積もれば山となり、動かすことができなくなる」
というような一節が出てきます。
これは、”仏教における三毒の汚れ「貪(むさぼり)」「瞋(いかり)」「痴(おろか)」を放置したままだと、悟りには達せずにやがて汚れの山となり、取り除くことができなくなる。”と説かれ、
「小さなことでも軽く見ておろそかにしてはいけない」という戒めの意味となります。
そこから、さらに現代では逆に「小さな努力も積み重ねればやがて実を結ぶ」というような意味で使われたりもしますね。
悪いことは繰り返さないように、善いことは積み重ねていきたいものですね。