ためになる!?ぶつだんやさんコラム

2020年12月15日

あれも?これも?仏教語?「歓喜の巻」

  • お仏壇と墓石の太田屋
  • 太田博久(代表取締役)

今年2020年は「楽聖」と称されるベートーヴェンの生誕250年。一説には1770年12月16日生まれとされています。

その記念すべき年の暮れを迎え、本来であれば年末恒例となっている「第九」の演奏が、日本では「歓喜の歌」の名で知られる合唱があちこちで響き渡る様子が見られたことでしょう。

この「歓喜」は元々は仏教用語で「かんぎ」と読みます。仏の救いとの出会いを心の底から喜ぶことを意味するそうです。仏典には、仏の教えを聞いて「歓喜踊躍(かんぎゆやく)」するとの記述があり、空也や一遍の踊念仏(おどりねんぶつ)は、この姿を表現したとも言われます。名称に「歓喜」を使用したお寺がいくつもあるのはそのためなのですね。

記念すべき生誕250年は過ぎてしまいますが、来年こそはコロナ禍が終息し、世界中で「歓喜の歌」が響き渡ることを願うばかりです。