すっかり上着が必要な季節になってきましたね。これからの季節と言えば紅葉です！今まさに関西地方の寺院では見頃が始まっています。私が住む和歌山県には『高野山真言宗総本山金剛峯寺』のある高野山があり、山の上に寺院がありますので気温が平野部より5～7℃くらい低く、これからの時期～11月上旬にかけ見頃を迎えます。高野山と言えば100を超える寺院が山内にあり約半数が宿坊寺院となっているため、国内外の観光客から人気のある場所です。以前私が宿坊に泊まった時には、朝のお勤めにきていた宿泊者の半数以上が外国の方で、正座をして熱心にお経を唱えられていました。異国の方が日本の文化に興味を持ち体験している様子は誇らしく嬉しかったのでとても印象に残っています。さてそんな高野山には２大聖地と呼ばれる場所があります。真言密教の根本道場のシンボルとして建てられた『根本大塔』朱色の美しい建物は紅葉の季節になると、もみじの紅と相まって、その存在感はより一層際立ちます。もう一つは『奥の院参道』墓石や慰霊碑が約20万基を超える数があり、名だたる武将のお墓も多数点在しています。木々の多彩な緑の中に散りばめられる紅葉、圧倒的な墓石の数に空気はピーンと張り詰められ今までに味わったことのない神聖な気持ちに誘われます。今はコロナウイルスの影響で外国の方はいないでしょうし、あまり混雑せずに絶景が楽しめるかもしれませんね。感染予防を万全に、コロナウイルスの早い終息をお参りしつつ紅葉を楽しみに行ってはいかがですか。

他にも関西の寺院といえば京都・奈良が有名ですね。こちらは１１月中旬から下旬にかけて見頃となるようですよ。ＧＯｔｏトラベルの対象となる宿坊もあるようなのでご興味のある方は一度調べてみられてはいかがですか。