ためになる!?ぶつだんやさんコラム
2020年10月23日
無限の光をもつ如来「阿弥陀如来」
- 株式会社ぶつだんのもり
- もくりんくん
別名の多い阿弥陀如来
十三仏として三回忌を受け持つ阿弥陀如来(あみだにょらい)。
梵名のアミターバもしくはアミターユスはそれぞれ「無限の光をもつもの」「無限の寿命をもつもの」という意味があり、そこから無量光仏(むりょうこうぶつ)・無量寿仏(むりょうじゅぶつ)という別名があります。
また、その他にも光にまつわる別名が10以上もある別名の多い仏様です。
阿弥陀仏
別名のひとつに阿弥陀仏(あみだぶつ)というものがあります。
そうです。日本人にはおなじみの、よく「なんまいだー」と言われる念仏「南無阿弥陀仏」の阿弥陀仏です。
「阿弥陀仏の本願力にすがり従います」という意味で、「他力本願」という言葉の元になります。
もともとの他力本願の意味は阿弥陀仏の本願に頼って成仏することでしたが、現在では他人に任せて自分は特に何もしないような意味で使われますね。
阿弥陀如来の役割
阿弥陀如来は金剛五智如来で西方に位置する仏様です。
浄土真宗では阿弥陀如来一仏を本尊としています。
どんなに罪深い人でも無限の光と慈悲により救う仏様として知られています。
阿弥陀如来の造形
仏像としての姿は、最も有名なものが鎌倉の大仏ではないでしょうか。
坐像で腹の前で人差し指と親指で輪を作った手を上向きに合わせる姿が多く見られるかと思います。
立像の場合は親指を他の指で丸を作った手の形で右手を上げ左手を下げていて、後光が頭の後ろから放射状に出ている姿が多いかと思います。
阿弥陀三尊として観音菩薩と勢至菩薩を脇侍として従える場合もあります。