ためになる!?ぶつだんやさんコラム
2020年10月19日
光背(こうはい)
- 株式会社大越仏壇
- 商品部 小橋
仏像の背後についている装飾を光背と言います。
仏身から発する光明(こうみょう)をかたどったものですが、頭部のものを頭光(ずこう)、身体部のものを身光(しんこう)といい、頭部と身体部の両方を持つものを挙身光(きょしんこう)や二重光背と言います。
日本では、両方を持つものが主となっています。
仏の知恵が外にあふれ出た光を表現したと考えられています。
なお光背は仏教だけではなく、キリスト教でも見られます。
キリストや聖母などの場合には、全身に施されているようです。
光背は、後光、御光などいわれ、「後光が差す」など、ありがたい意味で使われていますね。