ためになる!?ぶつだんやさんコラム
2020年10月12日
芭蕉忌(松尾芭蕉の命日)
- 株式会社大越仏壇
- 商品部 小橋
10月12日は、松尾芭蕉の命日です(新暦では、11月28日)
時雨の句を詠んでいたことや10月が時雨月とのことから時雨忌や翁忌、桃青忌などとも呼ばれています。
松尾芭蕉は、1644年に三重県伊賀市(伊賀国)に生まれた江戸時代前期の俳諧師です。
弟子の河合曾良を伴って旅に出た奥の細道では、「古池や蛙飛びこむ水の音」「閑さや岩にしみ入る蝉の声」
など有名な句が詠まれています。
生涯で詠んだ俳句は、1,000以上と言われています。
松尾芭蕉は、禅宗に影響を受けたそうです。
俳諧の理念として、「不易流行(ふえきりゅうこう)」があります。
永遠に変わらない本質の「不易」と変わり続ける「流行」、この2つはどちらも「風雅の誠」に基づく点で、
1つなのだとする考え方です。
芭蕉はこの2つの側面から俳諧をとらえていこうとしていたそうです。
辞世の句「旅に病て夢は枯野をかけめぐる」 享年51歳。