ためになる!?ぶつだんやさんコラム
2020年9月11日
厄除け大師「良源」
- 株式会社ぶつだんのもり
- もくりんくん
良源とは
良源(りょうげん)という僧侶をご存知でしょうか。
いまちょっと注目を浴びている平安時代の天台宗の僧です。
おみくじの原型を作ったともいわれています。
良源は天台宗の最高責任者である第十八世座主を務め、規律維持や学業の発展など大きな功績を残したことから天台宗中興の祖と呼ばれています。
また、良源には天台宗中興の祖以外にも様々な別名があります。
良源の大師号
まず、「慈恵大師(じえだいし)」という大師号の付いた呼び名がありますが、実際に朝廷から送られた諡号は「慈恵」であり、大師は付いていなかったようです。
さらに、亡くなったのが1月3日であることから「元三大師(がんざんだいし)」という通称もあります。
そして、いま注目を浴びているのが「角大師(つのだいし)」です。
見た目が黒くちょっと不気味な感じで御札などに描かれている角大師は、自らが鬼の姿の夜叉となって疫病を追い払ったという時の姿です。
強い力で疫病を追い払うことからコロナ禍である現在、ご利益のあやかろうと御札やはたまたその角大師の姿をプリントしたTシャツ等まで販売されているようです。