ためになる!?ぶつだんやさんコラム

2020年8月28日

学問・芸術の神 弁才天

  • 株式会社ぶつだんのもり
  • もくりんくん
弁才天

七福神 弁財天

「弁才天(べんざいてん)」と聞くと七福神を思い浮かべるでしょう。

どちらかというと「弁財天」という漢字の方がしっくりくるでしょうか。

七福神なのに仏教なの?と思うかもしれませんが、その名に「天」と付く天部に位置する仏様です。

 

元はヒンズー教の女神

元々はヒンズー教の女神であるサラスヴァティーが仏教に取り入れられたのが弁才天です。

聖なる河を司る女神でしたが、河の流れる音→音楽の神となり、そこから学問や芸術の神というようになったそうです。

さらに仏教で「辯才天」として登場し、「才」が「財」へとつながり、財福を司るようにもなりました。

 

弁才天の造形

仏像としての造形では八本の手を持つ姿のものもありますが、やはりなんと言っても皆が思い浮かべるのは琵琶を持った天女の姿でしょう。

密教の胎蔵界曼荼羅(たいぞうかいまんだら)では菩薩の見た目で琵琶を演奏する姿で描かれているようです。

 

日本での弁才天

日本では神道の神として祀られることのほうが多いかもしれませんね。

元が河の神ですので、日本でも池や湖、川や海に近くといった水に関連する場所に祀られていることも多いそうです。