ためになる!?ぶつだんやさんコラム

2020年8月29日

お盆と賽の河原

  • 株式会社 ほこだて仏光堂
  • 太白店 薄木葉子
私は今年帰省が出来なかったので、
今日は以前ボランティアで訪れた
場所で見つけた
「賽の河原」について書きたいと思います。

宮城県の七ヶ宿町という所に
「賽の河原」が有ります。
お盆でこの川を渡って帰ってこられた
ご先祖さまもたくさんいらしたことでしょう。

この世で悲しい想いをした者は泣き、
幸せだった者は、笑って渡る川。
いずれ私もこの川から、おじいちゃん
おばあちゃんの所へ逢いに行くのでしょう。

笑って渡れるように、残りの人生を
毎日感謝の心を忘れずに、生きていこうと
思います。
私の行った事で、誰かがいつも笑顔に
なれますように。


補足…昔、秋田に子供を次々に亡くした
お殿様がおりました。家の筆頭である武士が
江戸に向かう途中、この河原に差し掛かると
3~4人の子供が河原から走ってきて近寄り
袂にすがりついて道中無事でありますようにと
言いました。そこで武士は、賽の河原に
地蔵を建て、その子供たちを供養しました。
そのお地蔵さまの衣に、子供がすがった像が
彫ってあるのはそのためです。