ためになる!?ぶつだんやさんコラム

2020年8月22日

「お骨を自宅に暫く置いておきたいんです。ダメなのでしょうか?」

  • 株式会社 ほこだて仏光堂
  • 石巻店 阿部

「娘のお骨をすぐお墓にいれてしまうのは寂しいので

自宅に暫く置いておきたいんです。ダメなのでしょうか?」

以前お客様からこんなご相談を受けた事があります。

 

詳しく伺ってみると

・娘さんは若くして突然急逝してしまった。まだ亡くなった実感がわかない。

・墓地はあるけれど、すぐお墓にいれてしまうのはなんとなく寂しい。

・「親戚からは早くお墓に入れないとダメだ。」と言われた。

この様に悩まれていたそうです。

法律的な面でいえば、ご遺骨を埋葬せずご自宅で保管頂く事は違法ではありません。

ご納骨の時期というのも実はしっかりとした決まりがあるわけではなく

①四十九日 ②百ヶ日 ③一周忌 ④葬儀後、すぐ埋葬 ⑤新規墓石の開眼供養に合わせて

このいずれかのタイミングになる事が多いのではないかと思います。

中には、墓地区画の当選待ちやキャンセル待ちの間、ご自宅や菩提寺で長期間保管される方もいらっしゃいます。

とはいえ、周りの目が気になる場合、どうやって保管したらいいのか悩まれている方も多いと思います。

縦長のモダン仏壇であれば下にご遺骨が収納できるスペースのあるものもあります。

伝統型のお仏壇の場合は、別途小さい扉つきの棚をご用意頂くのもよいかもしれません。

最近だと、一見すると骨箱が入ってるように見えないカバーも販売されていたりしますし

中には自分で作ってしまう方もいらっしゃるようです。