ためになる!?ぶつだんやさんコラム

2020年8月14日

仏様の持ち物

  • 株式会社ぶつだんのもり
  • もくりんくん
金剛杵

仏像や仏画を見てどの仏様かなかなか分からない時に、持物(じもつ)でどなたなのか見分けたりしますね。

その仏様の持物について代表的なものを紹介したいと思います。

 

仏様の武器

まず、仏様はよく右手に武器を持っています。

武器は仏敵や魔性、煩悩を断ち切るためのもので、「刀剣」「金剛杵(こんごうしょ)」「戟(げき)」「斧」などがあります。

特に守護神である天部の仏様や、力を持って悪を打ち砕く明王がよく持っています。

金剛杵は中央に持ち手があり、左右に刃のようなものが付いた武器で、刃の数により独鈷杵(どっこしょ)、三鈷杵(さんこしょ)、五鈷杵(ごこしょ)とあり、様々な仏様が持っています。掛軸に描かれる弘法大師も金剛杵をお持ちです。

また、刃の片方が鈴になっている金剛鈴(こんごうれい)というものもあり、霊場巡りでお経を称える時に鳴らされたりします。

 

武器以外の持物

武器以外の持物には「蓮華(れんげ)」や「宝塔」などもあります。

地蔵菩薩が持っている「錫杖(しゃくじょう)」は6または12の輪が頭部についた杖です。観音様や明王も持っていたりします。

また、魔物を縛り上げたり、生き物を救い上げたりする「羂索(けんさく)」と呼ばれる縄も様々な仏様が持たれています。

 

それ以外にも、それぞれの仏様の役割を示すような特有の持物である薬師如来の「薬壺(やっこ)」、広目天の「筆」、弁才天の「琵琶(びわ)」等もあります。

 

持物を多く持つ仏様といえばやはり千手観音でしょうか。それはもう様々な武器や宝具をお持ちの仏様ですね。

 

千手観音