ためになる!?ぶつだんやさんコラム
2020年8月8日
「依正不二(えしょうふに)」
- 株式会社 ほこだて仏光堂
- 掬水苑いずみ 檜森正広
仏教の教えに、「依正不二(えしょうふに)」という言葉があります。 「自分自身と自分の周りを取り巻く環境というものは、 一見するとそれぞれが独立した別のモノに見えるが、 実は別のモノではなく一体であり、 周りで起きる出来事も、周りにいる人間も、 全て自分自身の心の状態や行動が投影されたものである」 という意味です。 引き寄せの法則のようにポジティブな思考がポジティブな結果をもたらしたりするのは、 よく言われることではありますが、その理由もこの考えによるものです。 他人は自分の心の状態を映した影ですから、自分が動けば影も動きます。 相手を自分の思い通りにうごかすのは、とても難しい事ですが 自分を自分の思い通りに動かす事は簡単な事です。 まず自分から元気な挨拶や他人に優しくしたり等、 良い振る舞いをするように心掛けていくと自然と良い結果に繋がって行きます。 私が感じる幸福の計算式は、 国の繁栄=地域の繁栄=職場の繁栄=家庭の幸福となり、 自分の働く職場の繁栄無くして家庭の安心は得られないし、 地域の繁栄無くして職場の繁栄も得られません。 ひいては国の繁栄無くして地域の繁栄も望めない。 そして国の繁栄とは「家庭の幸福」に他なりません。 全て「依正不二(えしょうふに)」に繋がります。 そして国の繁栄とは「家庭の幸福」に他なりません。