ためになる!?ぶつだんやさんコラム

2020年7月27日

お盆になったら~迎え火と送り火~

  • お仏壇と墓石の太田屋
  • 太田博久(代表取締役)

まもなく8月を迎えます。

お盆になったら是非「迎え火と送り火」を焚いて欲しいと思います。

8月13日、夏の薄暮の時間帯に、家族が集まって玄関先で迎え火を焚く。祖母や母がその火を眺めながら「♪おじいちゃん、おばあちゃん、この火に乗っておいで、おいで」と、16日には送り火を焚いて「…この火に乗ってお帰り、お帰り♪」と口ずさむ。暮れなずむ空の色と、まだ暑さが残る空気の中で、燃える火と流れゆく煙を眺める時間は、私の幼い頃のお盆の記憶として、一種の郷愁と共にずっと心に残っています。そのせいなのか、私は未だに夏の夕暮れ時が、一年の中で最も好きな時間帯です。

迎え火と送り火のやり方は、地域によって様々かと思います。信州では「かんば」と呼ばれる白樺の木の皮を使用することが多く、今もホームセンター等で購入できます。ただ、「かんば」は油分が多く、燃やすと真っ黒な煙が上がり、燃やした場所に跡が残ります。また皮を剥ぐことで白樺の木を痛めるとも聞きますので、弊社では、最近は全国的に使用されている「おがら(麻の茎)」をお勧めしています。麻は古来から清浄な植物とされ、茅葺屋根等にも使用されています。

大人になってからは、我が家では子ども達と一緒に「迎え火と送り火」を焚き、その後によく手持ち花火をしていました。(長野県の学校では、花火をやっていいのはお盆期間中だけとの規則がありました。)子ども達は大きくなるにつれ、徐々に関心がなさそうな様子になりましたが、私と同様に、きっと心のどこかで記憶に留めてくれているものと信じています。

参考にしていただけるよう、迎え火と送り火についての動画を貼りました。ご覧いただけましたら幸いです。