ためになる!?ぶつだんやさんコラム
2020年7月3日
阿吽の呼吸
- 株式会社ぶつだんのもり
- もくりんくん
阿吽の呼吸とは
阿吽の呼吸(あうんのこきゅう)という言葉を聞いた事があるでしょうか。
その意味は2人の呼吸や調子がぴったり合う様子ですね。
阿(あ)ではじまり吽(ん)で終わる
インドのサンスクリット語は「阿(あ)」で始まり、「吽(ん)」で終わります。
ちなみに日本語の五十音も「あ」から始まり「ん」で終わりますね。この五十音の配列もサンスクリット語を参考にしているともいわれ、つまりは五十音図も仏教由来ということかもしれません。
阿吽の呼吸の起源
そして阿吽の呼吸とは、万物の根源である「阿」と終極である「吽」をそれぞれ配した「金剛力士(こんごうりきし)」が発祥といわれています。
寺院の門で左右にそれぞれ阿形像と吽形像のいる二体一対の守護神です。
仁王とも呼ばれる金剛力士は帝釈天の化身ともいわれ、釈迦如来の警護をしつつ、阿形・吽形それぞれが千手観音二十八部衆でもあります。
二体で息を合わせ、文字通りの阿吽の呼吸の最強守護神なのです。