今回は観音菩薩についてのおはなしです。観音とはその名の通り「音を観る」仏様です。「音」とは人間の苦しみをさし人々の苦しみの声を聞いて救いを与えて下さる菩薩様です。そのお姿は王族の子として生まれた釈迦如来の若いころをモチーフにしていて、豪華な装飾品に、艶やかな衣をまとったお姿が多いです。実は、時と場合により色々なお姿に変化し人々を救ってくださるのです。画像の観音様は人々の苦しみを聞くことに集中しているお姿です。たまに愚痴をこぼしたい方も多いと思います。しかし負の部分をさらけ出せる相手は、なかなかいません。そんな時にも観音様は目をつむり手のひらを大きな耳の後ろに添えて首を傾けてあなたの心の声を優しく聞いてくれるのです。お仏像にも色々なお姿があります。悩みも人それぞれです。ご自身に寄り添うものを探されるのも、いいかもしれませんね。